2021年11月04日 [面接ノウハウ]
【面接ノウハウ】面接が苦手な方の苦手な原因と対策について
『面接が苦手だ』という方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分に自信がなかったり、うまくいかないと不安視している方と、これまで数多くお会いしてきました。そこで今回は、面接が苦手な方がどのような思考に陥っているかであったり、どのように対処していけば良いのかを解説する記事を記載します。
負の思考やうまくいかない原因を特定するきっかけになれば嬉しいです。
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原因①:自分には評価される経験が無いと決めつけている
そもそも論ですが、行動する以前にこの発言をしている方がいたりします。ご自身で『自分なんてどうせ…』と先行して考えてしまっているケースで、面接に参加しても斜に構えてしまい、結果的にうまくいきません。そうすると『やっぱり自分はだめなんだ…』となるという、負のスパイラルに陥ってしまうパターンです。
この場合、評価される経験がないのではなく、評価されるように伝える伝え方が出来てないというケースが大概にしてありますので、そこは周りのプロに相談して修正してく必要があります。
原因②:自分は会社から必要とされないだろうとそもそも諦めている
原因①のさらに根深いパターンですが、そもそも自分なんかが会社で仕事が出来るわけない。と悲観してしまう方も時々いらっしゃいます。過去に目立って何か活動したことがないとか、誰でも出来ることしかやっていないとか、色々とネガティブに捉えてしまい、身動きが取れなくなってしまうケースです。
ただ、特段稀有な経験がなかったとしてもそれ自体気にする必要はありません。
今の自分でいかにアピールするかという目線をもって欲しいです。そうすることで現状を認識し、今の自分を客観視し、その上でいかに自分の経験を企業にうまく伝えていくかを考えるきっかけになります。過去の出来事を悲観したり、卑下して面接や就職に躊躇するのではなく、これから先を自らの行動で変革していくという心算(こころづもり)を持って就職活動に臨んでみてください。
さらに、企業側も稀有な経験や突飛な経験を持つ人のみを求めているわけではなく、未経験から育成したり、経験が浅くてもチャンスをくれる企業がたくさんあります。会社組織は常に稀有な人材だけが必要なわけではなく、それぞれのポジションにマッチした人材を求めています。
あなた自身の特性に合う仕事に挑戦していく中で徐々にご自身のキャパシティが広がっていけば、さらに新たな挑戦もできるようになります。始める前から悲観しすぎる必要はありません。
原因③:面接練習の場数が足りていない
いざ就職活動を本格的に開始し、面接に臨んでもうまくいかない。この場合は、練習の絶対数が足りていないケースが多いです。
面接では臨機応変な回答が求められるので、もちろん簡単ではありません。さらに、相手の意図を汲み取って回答をするということは一人では出来ないことないので、何度も練習が必要です。この練習が不足していると、面接官の意図を汲み取ることが出来ず、独りよがりの回答をしていたりします。結果的にお見送りになっているという場合もありますので、面接に挑戦しているが、お見送りになっているという方は、この練習が不足しているケースもあり得ます。
原因④:良いことを話さないといけないという魔法に取り憑かれている
ご自身の経験した話、考えていた話ではなく、『面接官はこういうの好きなんでしょ?』という就活あるあるに近い話に終始しているケースがあります。この場合、いい回答は出来ているはずなのに、結果が芳しくないということがあったりします。このあるあるに取り憑かれている人の特徴として、一問一答形式の質問にはすこぶる強いのですが、そこからさらに深掘りをされるとうまく回答が出ずにしどろもどろな回答になってしまいます。
これは、就活の魔法の一つですが、『良いことを話さないといけない』という魔法にかかっていることが原因の可能性があります。面接では、あくまでご自身の経験や本音に基づく話をするという目線を持たないといけないのですが、自分をより大きく、魅力的に見せようという気持ちが強いあまり、半ば嘘のような話をしてしまい、結果として嘘で塗り固めた内容になっているというのがあり得ます。
ただ、冷静に考えて欲しいのですが、何事も綺麗な話になるなんてなかなかあり得ませんよね。失敗や成功や苦労があるのは一般的なのでなんでもかんでも綺麗事にまとめる必要なんてありません。
面接が苦手な方の対策①:プロに相談する
まずはプロに相談してみてください。就職・転職のプロは過去に数多くの就活生と向き合ってきた方です。だからこそ、これから就職活動をする方の抱えている悩みを解決する手伝いになる話を豊富に持っています。
就活に対するネガティブな気持ちや、自分自身の経験をフラットに見てもらえるし、その上でマッチした仕事を見つけるきっかけにもなります。
面接が苦手な方の対策②:経歴の棚卸をあらためてやってみる
面接対策というのは、基本的には過去の経歴の棚卸しです。基本的な質問はドリクルの記事にもありますので、その質問を自分ならではの言葉で振り返りを行ってみてください。大きく見せる必要はありませんし、本音で大丈夫です。そこからどのように伝えたら企業の人事に伝わるかを考えていくというステップで面接の中身を作っていきましょう。
面接が苦手な方の対策③:面接練習の場数を増やす
こちらもプロに相談し、対応してもらうようにしましょう。面接においてどのように伝えていけば良いかを教えてくれるはずです。面接練習というのはあくまで本音が基本です。本音に基づいて伝える訓練は結果にすぐに生きてきます。
まとめ:自分の状況を客観視出来る状況作りと、正攻法での戦いを
無理に自分を大きく見せる必要はありません。ただ、自分を客観視するのはなかなか簡単ではありませんので、都度プロや周りの人に相談をしていきながら、面接の苦手度を減らしていけるよう行動してみましょう。