2021年08月02日 [面接ノウハウ]
【面接ノウハウ】面接官の声 | 面接でお見送り”確定”のNGアクション集
これまで何度も面接を行なってきました。
沢山の候補者の方とお会いする中で、「これはもうお見送りだな・。」と感じるNGアクションがいくつかあるんです。
皆さんには面接でそんな結果にならないために先にお伝えしておきますね。
ぜったいにやっちゃだめ!
Contents
やっちゃだめ!面接時にやってはいけないお見送り確定アクション集
- 目線が合わない/表情がない対応
- 尊敬語/謙譲語を過剰に使用しすぎる余り会話に違和感がある
- 自分のことしか考えていない回答の数々
NGアクション① 目線が合わない/表情がない対応
目線が合わない/表情が硬い方はどうしてもいらっしゃいます。目が合わない状態では、その方との適切なコミュニケーションを取ることができません。目線が合わない原因として考えられることは、”過度な緊張”が挙げられるかと思いますが、どうしても面接官側としては意欲が伝わりにくくなりますし、結果はそぐわないことになります。
誰だって面接本番は緊張しちゃうでしょ。
どうしたらいいの・・?
ポイントは目線を合わせている”風”を装うこと。
面接官の目を見ると、どうしても緊張してしまう・・という方は、面接官のおでこを見ることをおすすめします。面接官が男性の場合、ネクタイの結び目を見ると良いという話もありますが、そうすると目線が少し下に落ちてしまいます。あくまで目線と同じレベルの視線で合わせたいので、おでこが良いでしょう。
NGアクション② 尊敬語/謙譲語を過剰に使用しすぎて会話に違和感がある
「面接はビジネスの第一歩だ」と丁寧さを過剰に意識するあまり、話の内容よりも敬語の充実度が増している方がいます。正直、極端なことを言いますが、”敬語なんて話せなくて良い”です。これは、「タメ口」で良いとかの話ではなく、「です・ます調」を使ったり、語尾を「努力したのでぇ〜・・。」のように語尾を伸ばす話し口調でなければ、ある程度綺麗な文章で話すことが可能です。
もちろん、敬語は使えるに越したことはありませんが、敬語を含むビジネスマナーは入社後に十分習得可能です。習得が見込めるものを入社前には過度に求めていませんので、安心してください。心許せる年上の先輩と話すレベルの丁寧な会話口調で全く問題ありません。
NGアクション③ 自分のことしか考えていない回答の数々(自分本意)
学生時代に頑張ったことはなんでしょう?
私は、学生時代に1年生から居酒屋で接客のアルバイトをしていたんですけどー、そこでスタッフが多い中、みんなをまとめるバイトリーダーというポジションを担っていました。バイトリーダーにはホール全体を見渡して指示を出すという仕事になるんですが、私が一番経験があることもあって、店長や社員さんとのコミュニケーションをしっかり取ってお店がしっかりと回るように意識していました。(よしよし、話せてる!!)
それで、夕方から繁忙期に向けて準備をしておいて、夜になるとお客さんがどんどんご来店されるので、回転率を意識した接客をすることも重要になってきます。その上で、お客さんが気持ちよく過ごしてもらえるように注文を迅速に受けたり、食べ終えたお皿を片付けたりするなど、広い視野で行動するようにしていました。
そしてさらに私は後輩からの声をしっかりと聞くように意識していたので・・・。
な、なげぇ・・・・・・。
面接は自分自身をアピールする場ですので、もちろん自分の過去の経験を伝えます。ただ、面接官の存在を忘れて自分の話したいことを話し切る、という状態では相手を置き去りにしてしまいます。もちろん、上で記載した方の毛イースを見ても、面接に向けてしっかり準備してきたのでしょう。順序よく話をしてくれています。ただ、シンプルな質に対する回答のボリュームがとにかく多い。そして、的を得ていない。微妙に質問の回答からズレているのです。
自分の準備してきた話を伝えることが目的になってしまい、相手が求めている回答にピンポイントで伝えることはできていません。面接のボリュームが多いので回答としては成立していますが、実際のところ面接官は疲弊しているだけです。
じゃあ、どうすればいいの?
先程の方で言えば回答をシンプルに端的にまとめてほしいです。
例えばこんな感じはどうでしょう?。
「学生時代に頑張ったことは、アルバイトにおいてバイトリーダーとして活動していたことです。居酒屋でのアルバイトにおいて、店長、社員スタッフと後輩を繋ぐ役割として仕事を回すことをに力を入れていました。」
このくらい短くても十分伝わります。これ以降の更なる深掘りは面接官からの追加質問を待てば会話は続いていきますし、面接官の求める回答を的確にすることが出来るようになります。
ふーん。たくさん話せば良いって訳ではないのね。
結論:相手との対話を重視していつも通りの振る舞いが出来るか
面接官は”いいことを言う人”を採用したい訳ではありません。純粋に、自社とマッチする人を採用したいのでその判断材料であるお人柄を知りたいと考えています。なので、等身大で良い。面接では、会社に合わせ過ぎるのでは無く、普段のあなたを見せて欲しいと願っています。
ただ、もちろん普段のあなたかどうかは初見ではなかなか判断が出来ないので、いかに自然に受け答えをしていそうかとで判断します。その参考になるのが、話の”根拠”です。根拠ある話をしてくれていると、納得感を持ってお人柄を推察出来ます。
- 成功話ばかり話してなんだか自慢げ
- 社会通念上評価されるであろう話ばかりして話が全体的に軽い
- 話が長く、面接官を置いてけぼりの話
話の内容は、成功している話でも、失敗した話でもなぜそうなったのかの要因分析を行なって振り返れているか、つまり、同じ状況になった場合には以前よりも成功確率が上がっているかが知りたいのです。自分なりの考えを”自分なりの言葉”で説明しようと努力しているか。この点を特に重視しています。自然体のあなたを見せる準備をしっかりとしていきましょう。